私は今専業主婦で、一日の多くの時間を食べものについて考えることで使っている。一日中食欲に支配されているという意味ではなく、「今日のごはんは何にしようかしら」と考えているという意味です。

少し話はそれるけど、結婚してからの変化のひとつは「死」を意識するようになったということ。自分はいつか死ぬ。夫もいつか死ぬ。おそらく、どちらかが先に死ぬ。私の父が先に死んだように。いずれ死ぬのはわかっていたことだけど、ずっと後のことだとは思えなくなった。どちらかが、先に死にゆくどちらかの看病をすることを想像すると、すごく苦しい。いつかくる“その日”のことを考えてしまう時、いつも「とはいえ考えてもしょうがないこと」と振り切るように考えることをやめるのだけど、とにかくなるべくできるだけ長く健康に生きたいし、夫にも生きて欲しい。神社にお参りに行くときやお墓詣りに行くときや教会でお祈りしてもらうときは(矛盾がありすみません)とにかく自分と家族の健康を祈っている。

なるべく後悔しないために、私たちが日々何を食べるべきか、ということに大きな責任を感じている。健康に関する色んな文献を読むけど、人によって意見が違う。さまざまな意見の中から、自分が何を選ぶのか。食事を用意するのは私の仕事なので、夫に選択権がない分私の責任は重い。今のところ、色々なものを試しながら自分や夫の体調に合う方向で進めていくのが良いのかなと思っている。

ただ、私はお菓子が好きで毎日食べているので、それが問題…。砂糖って今すごいバッシングを受けて、どの文献でも悪者ということで意見が一致してる。